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選ばれるためのUSPポジショニング戦略【マーケティング】

ビジネスにおいての戦略にせよ、人生においての戦略にせよ、競合との明確な違いを持ち、際立つ存在であることは非常に強力な武器になります。

競合と異なる独自の存在となり、その価値を認めてもらうことで優位に立つための戦略を、マーケティングの世界では『ポジショニング戦略』といいます。

ポジショニングの戦略をうまく実行すれば、市場から自分を選んでもらうために役立ちます。

ビジネスにおいては、競合を差し置いて自分の商品やサービスを選んでもらうことができます。

またSNSにおいて、自分を魅力的な存在に見せ、人気を高めることにも応用することができます。

もちろん、就職活動やオーディション、対人関係など様々な場面にも応用できます。

 

今回はそんなポジショニング戦略の中で、『USP』という戦略についてご紹介したいと思います。

 

『USP』とは

 

USPは、

U unique(ユニークな、独特な)

selling(販売)

proposition(提案)

の略語で、直訳すると『独自の販売の提案』といったような意味になりますが、

もう少しUSPの意味に即した日本語にすれば『自分が提供することを約束する独自の価値』となります。

 

世界的に有名で、よく例に出されるのがドミノピザのUSPです。

あつあつ、ジューシー、おいしいピザ。30分以内にあなたのもとへお届けします。

30分以内に届かない場合、代金は決していただきません。

 

これを見た時、ドミノピザを選べばすぐに熱々の美味しいピザが食べられることが分かります。

さらにそれが実現しなかった場合、代金を取らないという自信も見えます。

とても魅力的で、ドミノピザを選ぶ十分な理由になりますよね。

 

このように自分のUSPを相手や市場に正しく伝えることができれば、相手や市場側はあなたから受け取ることができる価値を理解できるようになります。

価値を理解した相手や市場からはあなたが魅力的に見え、あなたを選ぶ大きな理由になるのです。

 

 

USP構築の方法

 

USPは、「一段落で収まる程簡潔」で、「非常に明快」で、「説得力があり」、「魅力的に表現できる」まで洗練されたものでないといけません。

つまり、だらだらとメリットを書き連ねても、伝わらないような難しい言葉を使っても、できないことを宣言してもダメなのです。

 

適切で効果的なUSPを構築するためには次のようなステップを実行することをお勧めします。

まずは次の5つをリストアップします。

  1. 自分の強みを生かして提供できる価値
  2. 競合が提供しているが、自分は提供していない価値
  3. 競合が持つ独自の価値を、あなたならどう改良することができるか、その方法
  4. 関係者や取引先を列挙し、なぜ彼らと関係を結んでいるのか、その最大の理由
  5. 思いつく限りの世界の成功事例の中で、その成功の要因となった成功者の最大の強みは何か

こうすることで自分の強み、競合の強みが深く分析でき、自分の独自の強みが明確になります。

さらに、成功例を学ぶことで、そこから自分に応用できる部分を見つけることができます。

 

また、USPが一度決まったら、それはあなたの持つチャネルや組織全体に共有し、統一して行動しなければなりません

Twitter、Instagram、Webサイト、広告、実際のサービスなど、あらゆる接点であなたのUSPを示していくことで、相手にあなたの価値を織り込んでいくことができるからです。

そして、実際に行動することも不可欠です。共有や行動が欠けていると、あなたのUSPに対して疑いの目が生じてしまいます

ドミノピザのUSPが優秀なのは、

競合が味ばかりをアピールしている中で唯一、時間の面で優れていることを主張したところ、

実際その約束が守れなければ返金する、と行動まで移したところです。

 

USPの事例

 

USPは、現在市場に存在しないものだったり、誰もやっていないものであると特に効果的です。

しかし、実際考えてみるとそう簡単に構築できるものでもない場合もあると思います。

なのでいくつか一般的なUSPの方向性の例を挙げておきたいと思います。

 

豊富な品揃え

他社より多くの品揃えがある、または他の人より多くのことができるというのは大きな強みです。

八百屋やコンビニではなく、イオンに買い物に行く時は、おそらくイオンの『豊富な品揃え』という価値に惹かれているはずです。

 

低めの価格

言うまでもなく、値段が安いこと、あまり見返りを求めずに人のためになることをできることは強みです。

高級ブランドやセレクトショップではなく、ユニクロで洋服を買っている時、『低めの価格』に魅力を感じている部分もあるはずです。

 

手厚いサービス

質の高いサービスによって、買ったもの以上、してもらったこと以上の価値を感じさせることができれば、他との差をつけることができます。

メルセデスベンツレクサスなどの高級車メーカーは、一般車にはないようなコンシェルジュサービスを行うことで顧客を喜ばせています。

 

高い品質、特別感

品質が高いものを手に入れたり、素晴らしい扱いを受けたりすると自分が特別に感じられると思います。

エルメスルイヴィトンなどで品質の高いものを買い、丁寧な接客を受けると高揚感があるのではないでしょうか。

 

 

 

いくつかの例を示して、USPの方向性を紹介しましたが、これらを応用することで、また、組み合わせて応用することで、競合にはない、自分だけの強みを相手や市場にアピールできるようになると思います。

 

最後に

USPという言葉を初めて聞くと、少し難しいもののように感じてしまいますが、相手に提供できる価値を示すキャッチコピーのようなものとイメージするといいと思います。

自分の価値を示し、魅力的に見せるための戦略として、USPという観点を持ってみてはいかがでしょうか。

 

 

参考文献

新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方

 

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